第三十八章 ■サクラメントジャズジュビリー会場の案内■ |
サクラメント市内を数ヶ所の エリアに分け、全会場十数ヶ所所が、市内に点在する。しかしなんと言ってもオールドサクラメントが一番ロケーションがよい。通りの西側にはサクラメントリバーが流れており又鉄道の博物館などもある。オープニングパレードが行われるのもこのオールドサクラメントのメーンストリートだ。 ちなみにフェスティバルが開催される日は、毎年5月の最終、金、土、日、月曜日である。この月曜日はアメリカの戦没者哀悼記念日。メモリアルデイとよばれるアメリカの祝日になっている。 会場と会場をシャトルバスでつなぎ入場許可バッチを付けていれば、乗り降り自由である。このバッチについては一日だけのデイバッチ、これが32ドル、四日間通しの4デイバッチは80ドルである。 およそ120のディキシーランドジャズバンドがローテーションを組んで、1バンド1日3カ所を演奏して回る。 またぐループを持たない有名なプレーヤーは、シットイン(飛び入りのこと)といって各バンドにスケジュールを組んでゲスト出演するようになっている。前出のジョージプロバート氏などはその代表的なプレーヤーと言っても良いだろう。 またディキシーランドジャズだけではなく、アメリカのトラッドなグループも特別出演する。数年前に私がこのサクラメントジャズジュビリーに来たときは、コーラスグループとしても名の高い「インクスポット」や、今年の場合('99)「ミルスブラザース」が出演している。 ホテルのボールルームなどではダンスフロアーやドリンクコーナーがあり、踊るも良し聴くも良し、ディキシーランドジャズ好きにはたまらない。 町中がディキシーランドジャズで 沸き返り、世界規模のトラディショナルミュージックのフェスティバルと言っても良いだろう。 現在は航空運賃も非常に安くなっており、早めにホテルの予約さえを取れば、快適なフェスティバルツアーが楽しめること請けあいだ。 治安も非常に良く、交通事故を含め、ニューヨークのような危ない話は聞いたことがない。 またおよそ6千人のボランティアが事細かに接客してくれるので、何かあると、胸にボランティアのリボンを付けた人に尋ねれば、親切丁寧に色々なことを教えてくれる。 そして市内には、和食、中華、などのおいしい店もたくさんあり、アメリカ食のだめな人も食事で苦労することはない。気候だが、日中は軽く三十度を超える。しかし朝晩の冷え込みには、セーターなしに入られない。日中の日差しが相当強いので帽子も必需品であるが、わざわざ日本から持って行かなくても日よけのグッズはサクラメントで購入した方が現地に良くマッチして良いだろう。 |
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