RIMの幅の小さいMP 投稿者:Ken  投稿日:07月02日(日)15時16分12秒

RIMの幅の大きい(BOB REEVESのMedium以上)のを使っている人は多いのでしょうか。
いろいろテストしてみました結果自分にはMedium以上はだめだというのがわかりました。
Cushion Rimもだめでした。丸みが多いのがあっていました。
Bach メガトーン1BのMedium Thinのリムが適しているのがわかりました。
16.5mmで薄いリムのMPは無いので別々にテストしました。
リムの内径16.5mmが自分に一番適していると考えます。
が16.5mmで薄いリムのMPは特注でしか手に入らないようです。安くてあればベストなんですが。
どのカタログを見ても薄いリムは大きなMPしかないようです。何かスタンダードに
出来ない理由が(小さいMPで薄いリムは演奏上で問題が出てくる)あるのでしょうか。

16.5mmぐらいで薄いリムを使っている人を知っていますか。

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薄いリム:Kenさん 投稿者:中川喜弘  投稿日:07月03日(月)05時07分09秒

>RIMの幅の大きい(BOB REEVESのMedium以上)のを使っている人は多いのでしょうか。

 私の知っている限りでは、ワイドリムを使っている人はほとんど見あたりません。ビンセント
バックでは数字の最後に「W」付くのがワイドリムのことです。(例7CW)

 と言っても極端にリム幅の薄いマウスピース(ホルンのように)を使用している人もあまり見
かけません。
 中川モデルを作る際にリムの方も色々と試行錯誤しました。

 もし、薄目のリムのマウスピースを探すなら「自分で削った方が早い」のではないですか?

 その理由は、市販されているマウスピースは個体差がありすぎます。「リム」だけ気に入っても
次に、カップの深さ、バックボアー、スロートの大きさ、等々あまりにも違いすぎます。
 そのマウスピースが良ければ問題は一気に解決しますが、少しでも調子の悪い場合は、それが
リムのせいなのか、カップの深さなのか、スロートの大きさなのか、答えが出るまでに半年、一
年とかかります。 最悪の状態は「どつぼにはまる」事になります。

 その様な訳で、経済的にも、同じマウスピースを2、3本入手し「リムの外側だけを落とす」
のが一番利口な方法だと思います。
 たまたま使った「薄いリム」が良かったのか、薄いリムの「カップが良かった」のか、「バック
ボアー」が良かったのか、同じマウスピースのリムを薄くした場合、答えは一度に出ます。

 薄くする方法ですが、見た目で分かりますので、学校など旋盤のあるところならそれ程難しい
作業ではありません。
 まるで自信のない場合は、東京でしたら「ヤマハアトリエ」03−3574−0619
新大久保「グローバル」、リムを薄くするぐらいでしたら私の家でも簡単に出来ます。

 結論ですが、人により一概にはいえないと思いますが、「リムを薄くした結果」私自身は
「不成功」に終わりました。その原因は、楽器の角度が自由になりすぎてコントロール不能に陥
りました。又大きな音を出した時に、響かなくなった事もあります。
 しかし、納得するまでやってみるのも良いと思います。

 トランペットの経験年数にもよりますが、毎日、毎日が「これだ!」という発見であり、又、逆
に「挫折」の繰り返しだと思います。
 私も、20年に及ぶ「ヤマハアトリエ」通いから最近やっと解放された感じがします。
 一時は、社員のタイムカードを発行して貰えそうな程通い詰めました。「新しい発見、挫折」
の繰り返しでした。皆さんも頑張って下さい。
 皆さんが思いつくような事は、一通り試してきたつもりです。どうぞ気軽に相談して下さい。

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14B4NEE完売 投稿者:石井  投稿日:07月04日(火)01時52分23秒

銀座店@石井です。

先生には既にお電話でご連絡差し上げましたが
14B4NEEも完売してしまいました。
こちらも、サンプル1本だけ残してありますので
ご試奏の際は声をかけてください。

あと、先生のCDもご用意しています。
時々売り場でも流していますので、ご来店のときには
BGMにも気をつけてみてくださいね。

よろしくお願い致します。

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アンブシュア壊れました・・ 投稿者:FLORA  投稿日:07月05日(水)01時16分38秒

はじめまして、FLORAと申します。

Tpを吹いて4年目になります。
今度の演奏会で音の高いソロ(Hi-D)を担当することになったので
ロングトーンを中心に練習して自分の音域を広げようと努力しました。

しかし、そう簡単に音域が広がるわけが無く困っているときに何気なく
口を上下左右から中心に向けて締めたところハイトーンが鳴るようになりました。

最初は大発見と思い大喜びしていましたが、それまでのナチュラルな奏法を捨てたためか
しばらくしてから普通の音域の音がひッくり返ってしまったり音が汚くなってしまいました。

最初はそれでも高音が出るので得意気にソロを練習していたのですが、何日かしてから高音が
出なくなってしまいました・・それどころかチューニングBbの音すらまともに出なくなってしまいました。

慌てた私は浅いマウスピースを購入(LASKEY60☆)し、安易な考えで高音を取り戻そうとした
のです、最初は良かったのですが結局同じでまた普通の音すら出なくなりました。

元々はTilzの1を使っていたのですがもうこっちでも音がなりません。
本番の3日前からロートーンのみしか吹かないようにして復活を信じました。

ですが結局音は戻らずオクターブ下でソロを吹くという聞いてて全然面白くない演奏になりました。

今は様子を見るために1週間楽器を吹いてません。2週間くらい楽器を離れてみようと思ってます。

中川先生に質問なのですが、どうしてこのような状態に陥ったのでしょうか?

またこの状態からどのような練習で復活していけばいいのでしょうか?
最後に私が失敗した音域の広げ方の良い練習方があれば教えて頂きたいのです。

よろしくお願いします。

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アンブシュア壊れました・:FLORA さん  投稿者:中川喜弘  投稿日:07月05日(水)05時18分09秒

>何気なく口を上下左右から中心に向けて締めたところハイトーンが鳴るようになりました。
>最初は大発見と思い大喜びしていましたが、しばらくしてから普通の音域の音がひッくり返っ
>てしまったり音が汚くなってしまいました。どうしてこのような状態に陥ったのでしょうか?

 この様なことはトランペット吹きなら大なり小なり経験をしていることだと思います。
 私も過去に「唇を横に引いてよく音がでた」経験がありますが、ぐいぐい横に引きすぎて音が
出なくなったことがあります。もちろんその反対もあります。唇の形だけで無く、タンギングの時
の舌の位置、歯の開け具合、他にも色々あります。
 日本の諺に「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言うのがありますが、何事も程々にと言う事だと
思います。

 「Tilzの1」は全然存じ上げませんが、バックで言う何番ぐらいのマウスピースでしょうか。
 
 全く音が出なくなると言う理由にはいくつか考えられます。

 1.練習のし過ぎにより、唇にダメージが残り唇の組織が破壊された。
 2.唇を寄せたことによりマウスピースの当たる位置が変わった。
 3.唇の筋肉に腱鞘炎のような症状が出た。
 4.顔面の神経麻痺

 「1」の場合休むことによって解決されます。「2」の場合、五線内の音をピアニニシモで練習
すれば元に戻ります。「3,4」の場合は神経科あるいは外科に行く必要があると思います。

>上下左右から中心に向けて締めたところハイトーンが鳴るようになり、左右最初は大発見と思い
大喜びしていましたが.....

 これはよくあることです。方法としては大間違いではありませんが、本当は意識して口を動かすのではなく、息のスピードを上げた結果「上下左右から中心に向けて締めた」形に自然に唇が動く
のが正解だと思います。
 試しに鏡に向かい、トランペットを口に当てずに緩やかな息の流れから、急激に強い息の流れを
意識的に練習してみて下さい。自然に「上下左右から中心に向けて締める」状態になると思います。

>今は様子を見るために1週間楽器を吹いてません。2週間くらい楽器を離れてみようと思ってます。
>またこの状態からどのような練習で復活していけばいいのでしょうか?

 休むのは賢明な方法だと思います。又、この状態から抜け出すには、唇に炎症、神経麻痺が無い
という前提の元に「五線内の音をピアニシモ」で軽いタンギングとロングトーンを勧めます。
 
>音域の広げ方の良い練習方があれば教えて頂きたい

 マウスピースのカップの容積には、「唇のキャパシティ」が決まっていると私は考えています。
 決まったキャパシティより唇を沢山使えば(小さなマウスピースを使ったときにこの状態になり
ます)一時的に高い音はでると思いますが、音色、音の豊かさ、操作性に悪い影響を及ぼすと思います。
 その人の歯の長さ、唇の厚さ、などによって「リムの内径の大きさ」「カップの深さ」が決まっ
てくると思います。
 早い話が「自分に合った道具」に巡り会えるかどうかが上達のポイントだと私は考えています。

 私の経験から話をしますが、マウスピースが口に合えば「highD」あたりまでは必ずでると思
っています。必要以上に深すぎたり、スロートが大きすぎたり、内径が小さかったりする事によっ
て「自然なキャパシティー」と違う状態でマウスピースを口に当てなくてはならなくなります。

 なるべく早く「よい道具に巡り会える」ことを考えて下さい。(あくまでも自然な唇の状態を
保てるマウスピースと楽器)

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14B4NEE完売  投稿者:中川喜弘  投稿日:07月06日(木)01時10分41秒

 本日七月五日14B4NEE、15B4NEEメッキに出しました。数日中に届くと思います。

 申し訳ございませんが宣伝をさせて下さい。

 現在市販中の中川モデル 
14B4N(カップ=バック3C スロート28 3.58o バックボアー開き方が遅い)
15B4N(カップ=バック2C     〃    〃       〃       )
16C4N(カップ=バック1−1/2C 〃    〃       〃       )

14B4NEE(14B4Nに「えぐり」「エッジを丸く」の加工がしてある)
15B4NEE(15B4Nに「えぐり」「エッジを丸く」の加工がしてある)
エッジを丸くする事によりリップスラーが楽になり、「えぐり」は唇がスムーズに振動します。
16C4Nは改めて「EE」加工する必要ありません。

CD  中川喜弘とディキシーディックス 「揺りかごから墓場まで」2800円
モーツァルトの子守歌 結婚行進曲 いい日旅立ち ニューオリンズのお葬式組曲 星に願いを全13曲

CD  中川喜弘とディキシーサミット  「Sing Sing Sing」   2000円
  埴生の宿 上を向いて歩こう 黒い瞳 波濤越えて Sing Sing Sing 全 16曲   

CDズーラシヤンブラス 数原晋tp 中川英二郎tb等によるプラスクインテット2000円 
中川喜弘、中川幸太郎アレンジ(中川英二郎のトロンボーンで超絶技巧、「熊蜂の飛行」が収録されています)

ビデオ 中川喜弘TRUMPET楽々奏法 (なぜえぐりが必要なのか等..)120分 5000円
    中川喜弘のジャズ教室   (アドリブに一番必要なこと..)160分 6200円
    (中川カルテットの演奏も収録されています。)   

 お問い合わせ ヤマハ銀座店 03−3572−3134

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High D以上 投稿者:Ken  投稿日:07月10日(月)02時13分22秒

MPがあっていればDouble High Dまでは出るということですが。それ以上は
どうなのでしょうか。今PURVIANCE 8AでHIGH Eまではいけますが、
それ以上になるとヴォリュームが極端に落ちます。それとHgih F以上ではMPの
プレッシャーを少し上げることでDouble High Cまでクロマチック的にあがっていきます。
MPのプレッシャーは上唇(上の前歯二本)にかかっています。
下唇は自由に動くようになっています。
MPのリングマークは上唇のみにつきます。トランペットの角度には変化は見られません。
最初はみんなこんな感じでしょうか。
Double High Cまでの効果的な練習方法はありますか。

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High D以上:Kenさん   投稿者:中川喜弘  投稿日:07月11日(火)02時35分51秒

>MPがあっていればDouble High Dまでは出るということですが。それ以上はどうなのでしょうか。

 下の文を良く読んで下さい。「マウスピースが口に合えば「highD」あたりまでは必ずでると
思っています」(上第三線トランペットの「ミ」)

「Double High D」この音はあのエリック宮代でも出しているのはあまり聴いたことがありません。

 念のため、「ミドルC」=第三間の「ド」(チューニングのBb) 「High C」=上第二線の
「ド」 「ダブルハイC」=上第六線の「ド」私はこのように理解してます。

>今PURVIANCE 8AでHIGH Eまではいけますが、それ以上になるとヴォリュームが極端に落ちます。
 
 おっしゃっている「HIGH E」は、上第四間のトランペットの「ファ#」の事ですか?
 低い音からこの「HIGH E」の音まで満足に出れば、プロになってもおかしくありません。

>MPのプレッシャーは上唇(上の前歯二本)にかかっています。MPのリングマークは上唇のみに
>つきます。最初はみんなこんな感じでしょうか。

 私の長い経験で「MPのリングマークは上唇のみ」このような例は見たことが有りません。
 もう一度よく観察して下さい。

>Double High C(上第六線の「ド」)までの効果的な練習方法はありますか。

 低い音がパーフェクトに出るという条件でオクターブのジャンプ(シェイク)をお勧めします。
 この時、ブレスコントロール(息の強さ)のみで出すように心がけて下さい。楽器の角度を
変えないと言うことです。

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High D以上 投稿者:Ken  投稿日:07月11日(火)08時56分50秒

有難うございます。

「High C」=上第二線の「ド」 のすぐ上のDをHigh Dと呼ぶと思っていました。
「High C」の二音上をHigh Eと呼ぶと思って今した。
Double High Cのすぐ上のDをDouble High Dと呼ぶと思っていました。

MPのリングマークをもう一度よく観察してみます。

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EEモデル入荷! 投稿者:石井  投稿日:07月11日(火)18時11分58秒

中川先生、こんにちは。
銀座店の石井です。

今日はお店は定休日ですが、EEモデルが出来あがった旨
ご連絡致します。
明日には、店頭にご用意できておりますので
皆様よろしくお願い致します。

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濁音のタンギングについて 投稿者:たか  投稿日:07月12日(水)01時40分53秒

濁音でのレガートタンギングなのですがTタンギングの場合より口腔内を思い切り広げ、舌の
自由度を確保するようにして、かろうじて行っている状態です。
ただしこれでは唇を閉じる動きと矛盾が生じるためか、バテやすく出る音もいくぶんそば鳴り
の様に感じられます。また私の場合この練習をやり過ぎることにより、上下の歯の前後の位置が
揃うような癖がついてしまい、こうなると音の大小・上下移動が非常に困難になってしまいます。
これらは訓練によって克服可能なものでしょうか。それともやり方の問題でしょうか。
よろしくお願いいたします。

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レガートタンギングさん 投稿者:中川喜弘  投稿日:07月12日(水)13時36分32秒

>レガートタンギングなのですが口腔内を思い切り広げ、舌の自由度を確保するようにして、
>かろうじて行っている状態です。

 タンギングという事をもう一度基本から考えてみて下さい。
 通常一般に考えられるタンギングとは、舌の働きにより空気の流れを一時的に堰き止め、通常の
ロングトーンよりアクセントの付いた音の始まりをさしていると思います。

 ここで広い範囲のタンギングについて考えてみます。

 一つの音をのばしている(ロングトーン)時、全音符、二分音符、四分音符を演奏するには
前述の「音を堰き止める」と違った舌の使い方(タンギング)をしなくてはならないと思います。
 この時に必ずしも「歯と歯の間」に舌を持っていく必要はありません。
 私の場合は、舌の先を「上歯の裏」「上歯の付け根」「上顎」等使い分けています。
 さらに、クリフォードブラウンの様に音を出しながらのタンギングの場合、水の出ている水道の
蛇口に指を当てるように、息の流れを少しだけ「舌で止めるように」(ハーフタンギング)します。

>私の場合このレガートタンギングの練習をやり過ぎることにより、上下の歯の前後の位置が
>揃うような癖がついてしまい、音の大小・上下移動が非常に困難になってしまいます。

 「舌の先と下の歯の関係」これは大変大きな関係があります。
 「下の歯は、舌の先に付いていく」と言っても良いでしょう。舌の先を歯と歯の間に持っていけ
ば、上下の歯の間隔はどんどん広がります。上歯の裏に舌の先を持っていけば、口は閉じていきます。
「上下の歯の前後の位置が揃う」この事は決して悪いことではありません。長い演奏の合間には
このような状態なってしまう場合もありますので、奏法、道具、をそれに対応できるように心がけ
る事も大切です。

 もう一つ考えられることは、「マウスピースが小さい」と言うことです。
 「Tee Tee Dee Dee」と言う発音は下顎が自然に伸びていきます。マウスピース
が小さい場合、長い時間練習をすると唇におさまらなくなります。

 もう一つヒントは、アメリカ英語では「T」を「L」に近く発音される場合があります。
 パーティー=パーリー (30)サーティー=サーリー
 トランペットのタンギングにおいても「T」と「L」を上手く使い分けてみてはいかがですか。

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ハイトーンの「何か」 投稿者:¥  投稿日:07月12日(水)19時58分34秒

はじめまして、¥と申します。
この前のレッスンで講師の先生に、
「何かが引っかかっていてハイトーンが出てこない」
と言われました。その「何か」を探しつつ、6月中旬に演奏会に臨んだのですが、
やはり、その「何か」はまだ見つかりません。「すごくイイ音してる」と僕の音を
とても誉めてくださってもいます。
今度のレッスンでいろいろと聞いてみようと思うのですが、その「何か」が
気になって仕方がないので中川先生に聞いてみようと思い、書きこみました。
ちなみに、最高音はtune B♭の上のFが少し出る程、マウスピースはBach 3C、
Tp歴は1年弱です。 講師の先生によると、「ハイトーンを出すだけの基礎は出来ている」
そうです。

http://plaza9.mbn.or.jp/~thwo/

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ハイトーン:¥さん 投稿者:中川喜弘  投稿日:07月13日(木)01時05分22秒

>レッスンで先生に「何かが引っかかっていてハイトーンが出てこない」その「何か」が気になっ
>て仕方がないので中川先生に聞いてみようと思い、書きこみました。

 これだけのデータでもし私が的確な答えを出すことが出来たら、神か預言者です。
 
 特に私の場合は根性や特訓、腹筋や唇の筋肉で音を出すのではなく「物理的に唇を振動させる」
がモットーです。もちろん、根性や特訓、腹筋や唇の筋肉、呼吸法を無視すると言うことではあり
ません。
 どんなに偉い先生が指導しても物理的に出ない音は出ません。教わる側にも問題はありますが、
教える側が「どれだけトランペットのことを理解しているか」大きな問題です。

 特に金管楽器後進国の日本は私の目から見るとお寒い限りです。
 西洋人と日本人は「絶対に違う」この事に早く気づいていただきたいです。

 ¥さんが使用している3Cも西洋人用に作られた道具です。
 吹きはじめに口に合った道具を選ぶことが出来ればれば、一年も吹けば「ハイBb」位は出ると
私は信じています。

 トランペットを吹いて一年「最高音はtune B♭の上のFが少し出る程度」これ等は明らかに道
具が口に合わないか、何か他に問題があると思います。
 トランペットとはそんなに難しい楽器ではありません。過激なことを言わせて頂ければ、教える
側に大きな問題があると思います。

 頭を空っぽにして「14B4NEE」を試奏してみて下さい。答えが出るかもしれません。

 なぜ「頭を空っぽにするか」と言うと、今までの「西洋人の道具の使い方」を忘れていただきた
いのです。いかに自分が余計なことに苦労をしていたかが分かると思います。

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ありがとうございます。 投稿者:¥  投稿日:07月13日(木)20時01分34秒

ありがとうございます。前から中川モデルのマウスピースは知っていたので、
ぜひ試奏して見たいと思います。 

それともう1つお聞きしたいのですが、ほとんどの教本に「マウスピースを替えることは
あまりお薦めできない」とか、「吹けないことをマウスピースのせいにするのは良くない」
と書かれているのですが、それに付いてはどうお考えでしょうか。
後者は解釈がすこし難しいかもしれませんが、ぜひ考えをお聞かせください。

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マウスピースを替えることは:¥さん 投稿者:中川喜弘  投稿日:07月14日(金)00時18分24秒

>ほとんどの教本に「マウスピースを替えることはあまりお薦めできない」とか、「吹けないこと
>をマウスピースのせいにするのは良くない」と書かれているのですが、それに付いてはどうお考えでしょう
か。

 一年トランペットを吹いて「最高音はtune B♭の上のFが少し出る程度」これで道具を替えず
に、努力のみで上達をしようと言う事ですか?

 「一年で最高音はtune B♭の上のFが少し出る程度」これを陸上短距離に置き換えて考えてみ
ます。競技用の靴が合わず、100メートルを25秒で走るようなものです。オリンピックの選手
でなくとも、少なくとも11〜13秒台は必要だと思います。
 それでも競技用の靴を換えることを躊躇しますか?西洋人の靴をそのまま日本人がはく様なもの
です。

 >「吹けないことをマウスピースのせいにするのは良くない」

 少なくとも一番低い「F」から「ハイD」まで出るマウスピースで、さらに悩んでいるなら、
おっしゃるとおりだと思います。

「一年で最高音はtune B♭の上のFが少し出る程度」この状況では「道具を考える」以外にない
と思います。
 何回も申し上げますが、「トランペットはそんなに難しい楽器ではない」これが私の答えです。

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ありがとうございました。 投稿者:¥  投稿日:07月14日(金)10時20分05秒

ありがとうございました。とても勉強になりました

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質問色々 投稿者:ラッパパ  投稿日:07月15日(土)22時35分02秒

中川先生 こんばんわ 掲示板でいつも勉強させてもらってます
少々まとまりのない質問で恐縮ですがお答えいただければ幸いです
@中川モデルを愛用しています 先日のコンサートもバテ知らずで乗り越えることが
 出来ました。心より感謝します。
 何本か試した中で16C4、15B4NEEのえぐりのあるものより14B4N
 の方がスムーズに音がでるかんじなのですが、どういう理由が考えられますか?
 アンブシュアに誤りや不自然な点でもあるのでしょうか?
A今度、小学生の金管クラブを指導に行くことになりました。そこは小学3年生から
 6年生の年齢構成です。主にコルネット、トランペットを教えることになると思うのですが
 以前、先生は早く始めることの重要性を説いておられましたが、
 最初にどんな楽器、MPをあてがってあげれば良いでしょう?また、毎日の練習方法
(楽器を持たない練習方法なども含めて)はどのようなことをさせればよいでしょう?
 何分 小学生ですので無理にならないように配慮したいのですが・・・
 特に個人でのデイリートレーニングについてアドヴァイス頂ければ幸いです。
 勿論 先生の主観で構いませんので・・・よろしくお願いいたします。

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小学生の金管クラブを指導:ラッパパ さん  投稿者:中川喜弘  投稿日:07月16日(日)05時33分17秒

>何本か試した中で16C4、15B4NEEのえぐりのあるものより14B4N の方がスムーズ
>に音がでるかんじなのですが、どういう理由が考えられますか?
>アンブシュアに誤りや不自然な点でもあるのでしょうか?

 中川モデルご利用していただき有り難うございます。 

 日本において「えぐり」云々と言っているのは私だけです。
 バックにしても、日本のメーカー、ヤマハにしても全て西洋人を対象にした道具を作り、私たち
はそれを使用していたわけです。
 それしかないとなれば、人間にはどんな事にも「適応」する能力があります。適応していくにあ
たり、善し悪しは抜きに色々なことがインプットされていきます。
 人間というのは一度インプットされると、簡単にそれから抜けると言うことは非常に困難なこと
です。

「えぐり」の無いマウスピースを使うには、いくらか不自然でも、上唇の使う量を少なくし「えぐ
り」が無くても、工夫をして音を出しているようです。
 しかし、やはり不自然なので音域などに限界が出てきます。普通の人はそれを「自分の才能」と
決めてかかっているようです。
 しかし、東洋のラッパ吹き全部が必ずしも、「えぐり」を必要とするわけではありません。
 ラッパパさんはどちらのタイプになりますか?

>中川モデル14B4Nを愛用し、コンサートもバテ知らずで乗り越えることが出来ました。

 中川モデルはスロートを一サイズ小さくし、バックボアーの開きを少し遅らせてあります。
 この効果を「科学的に証明しろ」と言われると私には出来ませんが、何年か後に必ず証明される
日がくると思っております。

>小学生の金管クラブを指導に行くことになりました。(小学3年生から6年生)主にコルネッ
>ト、トランペットを教えるのですが、以前、先生は早く始めることの重要性を説いておられまし
>たが、最初にどんな楽器、MPをあてがってあげれば良いでしょう?

 私が今までに拝見した多くのウインドーオーケストラ、トランペットセクションの最大の欠点は
マウスピースに対し「唇の使う量」の少なさにあります。
 これは図らずもトランペットを始めた最初に、西洋人用をのマウスピース(「えぐり」が無く、
内径の小さなマウスピース)を使用した事による弊害だと私は考えています。

 ごく自然に構えたところにマウスピースを当てることが出来たら、西洋人と同じようにトランペ
ットをこなすことが出来ると私は考えています。
 それには、出来るだけ内径は大きく、カップにはある程度の「えぐり」のある物をお勧めします。

 内径の小さなマウスピースで「唇のを使う量」の少ない経験をしてしまうと、大きなマウスピー
スにするのは大変困難な事です。(後から小さくするのはいくらか楽です)

 平均的な日本人の歯形から考えて、とりあえず「16C4N」をお勧めします。このマウスピー
スの「エッジ」は私の考えでは、日本人にとって理想的な物です。
 又、永久歯の生えた子供は通常の大人と同じ考えでよいと思います。歯だけは大きさが決まって
おり後から成長する物ではありません。

 楽器の重量は子供だからと言ってあまり軽いのはお勧めできません。と言ってバックでは重すぎ
ると思います。ヤマハで言えば800GS程度がよいのではないでしょうか?

>毎日の練習方法(楽器を持たない練習方法なども含めて)はどのようなことをさせればよいでし>ょう?個
人でのデイリートレーニングについてアドヴァイス頂ければ....

 大げさな言い方になりますが、人間が誕生するまでの四十億年と言う長い年月を「十月十日」と
いう短期間に凝縮し再現するように、トランペットの音を出せる人が、音が出せるようになるまで
にかかった年月を、日々のウォームアップの最初の20〜30分の間に凝縮し再現しています。

 本当の意味で「自然な形」の唇の上に(正面から見て上の歯が見え隠れする程度に口を横に結ぶ)
その上に素直にマウスピースを乗せ、(唇はなるべく皮膚のところを使う)「第2線のソ」の音を
小さな音で出すことが出来たら「かなりよい奏法」とみて良いと思います。
 これに軽いタンギングを合わせ「第2線のソ」の音を中心に上下のばしていけば理想的な奏法が
出来ると私は考えてます。

 もしこれがマスターできれば将来日本に、かなり上手なトランペットプレーヤーの出現が期待で
きると思います。
 
 後は月並みですが姿勢をよくし、息を沢山吸えば「トランペットとは案外楽な物」と言うイメー
ジを与えることが出来ると思います。

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お礼 投稿者:ラッパパ  投稿日:07月16日(日)07時33分14秒

たくさんのアドヴァイスをいただき、恐縮です。
本当にありがとうございました。
Mpに関してはその日の状況に応じてえぐりのあるものないものを
使い分けるような方法はやはり無理があるのでしょうか?
クラブの指導については、また状況をメールなどを利用して
報告させていただいてもよろしいですか?
なにか疑問がわいたときはアドヴァイスよろしくおねがいします。
あと、息をたくさん吸う為のみんなで行うことの出来る練習方法が
ありましたら教えてください。

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息をたくさん吸う練習方法:ラッパパ さん  投稿者:中川喜弘  投稿日:07月16日(日)12時37分20秒

>Mpに関してはその日の状況に応じてえぐりのあるものないものを使い分けるような方法はやは>り無理が
あるのでしょうか?

 トランペットの数原晋さんは十本近いマウスピースを持ってステージに上がっています。
 やはり、クラシックとポプュラーでは要求される物が大きく違ってきます。具体的見申し上げま
すと、あたかもフリューゲルの様な音、又、ルイアームストロングの様な音は、まず同じマウスピ
ースでは不可能だと思います。
 状況にあったマウスピースを選ぶのはプレーヤーとして一つの方法だと私は考えています。
 それには日頃からマウスピースという物を研究しなくてはならないと思います。

>息をたくさん吸う為のみんなで行うことの出来る練習方法がありましたら教えてください。

 子供に沢山息吸う事を教えるとき、眠くなったときの「あくび」を再現させるのが分かりやすい
と思います。
 又、息を出すときは風邪を引いたときの「せき」が腹筋を使い、人間の持っている自然な生理現
象を利用する良い方法だと思います。(良いか悪いかはラッパパさんで判断して下さい。悪までも
便宜上の方法です)

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引っかかり 投稿者:40男  投稿日:07月16日(日)15時12分05秒

いつも拝見させていただいています。またこういう掲示板があることをありがたく思います。

私、13歳から15歳までブラスバンド部でトランペットを吹いていました。昨年から再び楽器を持ち出し
(ビックバンド所属)、現在ヤマハの800GSを使用しております。マウスピースは先生の15B4と16
C4を所有し、主に16C4を使って吹いています。

そこで質問させてください。

1.40歳からでも若いときと同じように上達するのでしょうか?王道はないと思いますが、練習方法などにつ
いてアドバイスをお願いします。

2.私の技量の問題なのかもしれませんが、フレーズを吹いていると音が引っかかる(1音だけ音がでない)こ
とがよくあるのです。唇がちゃんと振動していないのだと思いますが、特に緊張するとその傾向が強いようで
す。今度、14B4NEEを購入しようと思うのですがマウスピースで解消されるでしょうか? なんか、道具
に頼っていて良いのかってとも思うのですが。。。

よろしくお願いします。

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40歳からでも上達:40男 さん  投稿者:中川喜弘  投稿日:07月16日(日)20時07分39秒

>40歳からでも若いときと同じように上達するのでしょうか?王道はないと思いますが、練習方
>法などについてアドバイスをお願いします。

 ウィントンマルサリス、クラークテリー、ナカリャコフ、このクラスになると毎日のウォーミン
グアップは現状維持の為ではないかと思われます。
 スポーツの世界、例えば野球を見ても、引退していく選手など、アマチュアの世界から見れば
「まだまだプレーできる」と思われますがやはりプロとしての力の限界があるのでしょう。

 音楽の世界に目を向けると前述のウイントンマルサリス達の様に十代後半で上り詰めてしまうと
それ以上の進歩は内面的なことは抜きにして、表向きのテクニックは「そう上達しないのではな
いか」と考えられます。

 さて私たち子供時代に「徹底的に教育を受けなかった者」に目を向けると、「進歩」という意味
では「一生涯進歩し続ける」と考えてよいと思います。

 例えば完璧なバイリンガル、この人達はどちらの国の言葉も「今さら勉強することはない」と考
えられますが、我々がもう一カ国違う国の言葉を勉強するとなれば、単語を覚える度に進歩したこ
とになります。
 回りくどい言い方になりましたが、私自身のことを考えても、「毎年うまくなっている」と思っ
ています。20代、、30代、40代、には演奏不可能だったことが現在は可能になっています。

 去年のサクラメント演奏旅行では少しパテを感じましたが、今年はそれを克服しましたし、ダ
ブルタンギングもメトロノーム180で16連音符が出来るようになりました。
 40男さんもまだまだこれからと言っても良いのではないですか。  

>フレーズを吹いていると音が引っかかる(1音だけ音がでない)ことがよくあるのです。特に緊
>張するとその傾向が強いようです。

 道具屋の中川として言わせていただければ、ただがむしゃらに勉強をしても進歩は少ないと思い
ます。私は調子が悪いときはまず道具を疑います。
 私のマウスピースはリム、カップ、シャンクとスリーピースに分けることが出来ます。色々と替
えてみると必ず答えが出ます。一度答えが出てしまうと、後はがむしゃらに練習を繰り返し、又、
安心して練習を休みます。
 現在使用中の道具を使えば「必ずある線までは到達できる」と言う自信があります。

>(1音だけ音がでない)ことがよくあるのです。特に緊張するとその傾向が強いようです。

 この文をお伺いしただけで、「えぐりで解決できるかな」共思いますが、16C4Nには十分な
「えぐり」がありますので、800GSに移動支柱を一本足せば「少し結果が出るかな」とも考え
られます。「14B4NEE」は16C4Nを使っている方には「少々小さい」と思います。

「特に緊張するとその傾向が強いようです」とありますが、普段の練習で10分程度でよいので
超フォルテシモをやってみて下さい。この超フォルテシモと緊張は相通ずるものがあります。
 「超フォルテシモ」の出来る道具が「緊張を克服できる道具である」と私は考えています。

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道具選び&レッスン 投稿者:40男  投稿日: 7月17日(月)20時41分42秒

丁寧なご回答ありがとうございます。

>「超フォルテシモ」の出来る道具が「緊張を克服できる道具である」と私は考えています。
もう少し詳しく教えていただけないでしょうか?楽器の買い換えを検討しているものですから。
選定時の参考にさせて下さい。

ところで、先生のレッスンを受けたいのですが可能でしょうか?

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超フォルテシモ&緊張:40男さん   投稿者:中川喜弘  投稿日: 7月18日(火)11時 0分03秒

>>「超フォルテシモ」の出来る道具が「緊張を克服できる道具である」と私は考えています。
>もう少し詳しく教えて......

 緊張の種類というのも軽い緊張から、ガチガチになる重度の緊張まで何段階かに分けることが出
来ます。良く言われる事のですが「軽い緊張は良い結果を生む」こともあります。

 又逆に「緊張した時にミスをしたらどうしよう」と考えると緊張度が増してきます。
 普段から緊張に慣れればよいのですが、個人差はありますが大変難しいことです。

 緊張というのは、普通の精神状態時に再現するのは大変難しいことです。もし、その緊張を何か
の方法で再現できれば対処法もあると考えられます。
 その「重度の緊張体験」が「超フォルテシモ」です。緊張すると言うことはイコール「力が入
る」と言って良いでしょう。普段何気なく吹けていることも「緊張すると吹けなくなる」これは力
が入って演奏不能に陥ります。それにはいくつかの理由が考えられます。

1.「マウスピースの内壁に唇が最接近し振動が止まる」 
2.「スロート、バックボアーが超フォルテシモの条件に合わない」
3.「力が入る事により唇の振動が増え楽器が耐えられなくなる」
 楽器が軽すぎる場合などに発生する、又、楽器の組立による楽器振動の唇へのフィードバック
(同じ位相は音を消し合う。支柱、延べ座の位置などで解決することも有る)

 まだ他にも考えられることが有りますが、一日十分間でも超ホルテシモの負荷を唇、マウスピ
ース、楽器に与え、耐えられることを確認しておけば緊張時にあわてずにすみます。
 これはトレーニングで克服するのではなく、物理的に「道具で解決する」事です。
 トレーニングで克服できると言うことは「道具が条件に合っている」と言っても良いでしょう。

 >楽器の買い換えを検討しているものですから。選定時の参考にさせて下さい。

 超ピアニシモ、超フォルテシモはマウスピースのカップの内壁に唇が最接近します。
 楽器本体、マウスピースを選ぶときは「この条件をクリアする」事が大切です。
 他にも条件はいくつか有りますが、楽器屋でテストすると、どうしても人の目がありますので
格好をつけてしまいます。又ついつい軽い楽器を選んでしまいます。十分気を付けて下さい。

 >先生のレッスンを受けたいのですが可能でしょうか?

 東京近郊の方なら是非私の家に入らして下さい。地方の方の場合、グループレッスンが経済的だ
と思います。時間が許せばどこにでも飛んでいきます。詳細は管理人にメールで問い合わせて下さい。

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Growl 投稿者:YK  投稿日: 7月19日(水)12時27分55秒

こんにちは。現在、Sing×3を練習しているのですが、『Growl』がどうしても
思うように出来きず、イントロが決まりません。奏法のこつと、有効な練習方法がありましたら
アドバイスをお願い致します。

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『Growl』:YK さん  投稿者:中川喜弘  投稿日: 7月19日(水)15時 5分28秒

>『Growl』がどうしても思うように出来きず、イントロが決まりません。奏法のこつと、
>有効な練習方法がありましたらアドバイスをお願い致します。

 基本的な『Growl』奏法のヒントは、寝ているときにかく「いびき」です。
 ロングトーンをしながら「いびき」の真似をしてみて下さい。それがグローです。

 慣れないとタンギングと同時に『Growl』をかけるのは難しくなります。

「Sing×3」の場合は全部の音に『Growl』にかけようとせず、イントロのところなら
ば、一番音程の高いところだけにかけると良いと思います。

 確かもう一カ所で出て来たと思いますけども、2拍目(付点二部音符)からかけると、かけやす
いと思います。参考にして下さい。

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歯並びの影響 投稿者:たか  投稿日: 7月23日(日)10時39分45秒

私の前歯は下2本だけが1〜2mm程出ています。丁度MP内部に入る部分なので漠然とですが
気にはしており、調子の悪い時などはこれのせいか?とも思ってしまいます。
この際これらが演奏に与える影響というというものをきちんと知っておきたいと思いメール
致しました。アドバイス等いただければと思います。よろしくお願いします。
尚、私のアンブシュアは下顎を前方に突き出すようにしており顔は幾分うつむき加減、息の
方向は上向きの傾向が強い(当然音域によって変化しますが「下向き」は意識したことない
です)ように思います。

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下顎を前方:たかさん 投稿者:中川喜弘  投稿日: 7月23日(日)14時28分45秒

>私の前歯は下2本だけが1〜2mm程出ています。丁度MP内部に入る部分なので漠然とですが気に
>はしており、調子の悪い時などはこれのせいか?とも思ってしまいます。

 私の四十数年のトランペット経験で大変申し訳ございませんが、お会いしたことがありません。
 こちらのBBSに同じ条件の方からご投稿いただきましたので紹介させていただきます。  
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/2098 はまぐちさん。
一度こちらにご相談下さい。お答えできずに申し訳ございません。

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野外ステージについて:たすくさん 投稿者:中川喜弘  投稿日: 7月27日(木)11時08分06秒

>市民バンドが海外公演を行います。野外ステージもあるのですが、「おそらくデッドな音環境が
>予想され」Tp奏者が、「野外ステージ」で心がけるべきことを教えていただけますでしょうか?

 海外公演決定おめでとうございます。私が野外ステージで気を付けることは

 1.オーバーブロー。

 通常のコンサート会場と違い反響板等有りません。頼りはモニタースピーカーだけです。
 どんなに頑張っても、オープンエアーのステージを生音で響かせることは不可能です。
 サウンドチェックの時に遠慮せず、十分にモニターの音を返して貰いましょう。
 自分の音はもちろん、特に「ピアノ」「ベース」「ドラムの金物」(ハイハットなど)

 2.ピッチ

 野外ステージではその日の天候により気温が10度〜15度違うことがあります。
 もしピアノが電子キーボードを使うなら、暑い日はA=442 夕方など少し涼しくなったら
A=439等、きめ細かにチューニングに注意を払う事が必要です。
 生ピアノの場合は、モニターを十分に返して貰い全員が一つのピッチで演奏されることが大切で
す。トランペットの場合、ローピッチの楽器はなるべく避けたいものです。

 又前に出てソロをする場合、確実にマイクロホンを使いましょう。
 私の場合、前でソロをする時、チューニング管を2〜3o入れてピッチを上げます。大きな音は
どうしても音程が少し下がりますのでこの作業が必要です。

 3.ステージに用意する物

 ピストンオイル、汗を拭くタオル、譜面が飛ばされない様に洗濯ばさみ、等が必要になってきま
す。特にバルブオイルは必需品です。野外ステージは風などによりピストンバルブの乾燥が通常よ
り激しくなります。演奏中に「数回さす」事をお勧めします。

 4.ステージマナー

 どんなことがあっても、卑屈にならず「日本人であることに誇りを持つ事」が大切です。
 観客の声援には胸を張って答えて上げて下さい。成功祈ってます。

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野外ステージについて:たすくさん  投稿者:中川喜弘  投稿日: 7月27日(木)11時18分02秒

元記事を誤って削除してしまい、失礼いたしました。お手数ですがもう一度ご投稿下さい。

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再投稿です 投稿者:管理人です  投稿日: 7月28日(金)00時05分01秒

皆さま こんにちは 管理人です。
たすくさんの記事があやまって削除されてしまったようですので
再投稿という形で載せさせていただきます


たすくです♪おひさしぶりです(^_^)。
「14BNEE」を使った練習はあいかわらず良好です。ありがとうございますm(__)m。

このたび、私の所属する市民バンドが海外公演を行います。

テーマパークでの野外ステージもあるのですが、おそらくデッドな音環境が予想され、
考えている以上につらい演奏になりそうです。

Tp奏者が、「野外ステージ」で心がけるべきことを教えていただけますでしょうか?
60分のプログラムの最後に「マンボNO.5」や「ジュラシックパーク」などがあり、
オチてしまうのではないかと恐れています(>_<)。

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野外ステージについて=ありがとうございます(^o^)♪ 投稿者:たすく♪  投稿日: 7月29日(土)00時15分
38秒

いつも丁寧なご解答、ありがとうございますm(__)m。感激しました。
さっそくメーリングリストで市民バンドの仲間に流しました。
いただいたアドバイスを活かして、最後まで胸をはって頑張りたいと思います。

中川先生、管理人さん、暑さに負けず頑張ってください(^o^)♪

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音程の悪いトランペット 投稿者:Ken  投稿日: 7月29日(土)12時38分47秒

音程の悪いはトランペットをよくするのは簡単でしょうか。
唇でアジャスト出来る範囲ですが、いつも気にしなければいけません。
ピアノまでとはいいませんが、ふけば音程が合っているようなトランペットにする方法
はあるのでしょうか。

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音程の悪いトランペット:Ken さん  投稿者:中川喜弘  投稿日: 7月30日(日)10時19分11秒

>音程の悪いはトランペットをよくするのは簡単でしょうか?

 楽器は何をお使いですか。
 私の今までの経験で、音程バランスの悪いトランペットを直すのは、不可能に近いと考えていま
す。私は過去に吹きやすいが音程の悪い楽器を、ベルだけを重くしたり、又逆に軽くしたり、チュ
ーニング管を細くしたり、出来る限りの実験をして見ましたが、ほんの少し改善された事はありま
すが成功したことはありません。費用のことを考えますとバランスの良い楽器を買った方が、はる
かに早く、安く上がります。その時間練習をした方が良いでしょう。

 特に、チューニングBbの上のD(トランペットのミ、ミb レ)が低くなるトランペットは
致命的と言って良いでしょう。
 そう言う楽器は、逆に第一線、第二間の1−2を押さえた「ミ、ラ」が高くなり、その分Bbの
上のD(トランペットのミ)は低く感じます。この傾向は、楽器本体の軽い物に現れる事が多いです。

 マウスピースにも影響される事がありますが、「楽器本体の個性」と言って良いでしょう。

 私が楽器を選ぶときは、まず、第一線、第二間の1−2を押さえた「ミ、ラ」が高くならず、
トランペットの「ミ、ミb レ」が低くならない楽器を選ぶようにしています。
 この事は、「音色より優先される」と私は考えています。
 
 と言っても、ウイントンマルサリスのビデオなどを見ておりますと、「替えポジション」を頻繁
に使用しています。早いパッセージは抜きにして、Bbの上のDは1−2で、上第一線のトランペ
ットのラは「3」で、その他一番、三番のトリガーは頻繁に動かしています。

 完全な楽器を探すのは不可能に近いとは思いますが、ある程度音程のよい楽器を選ぶことが一番
良い方法だと思います。

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音程の悪いトランペット 投稿者:Ken  投稿日: 7月30日(日)12時35分26秒

ありがとうございます。
ある程度音程のよい楽器の判断基準はセントで表現した場合どの程度なのでしょうか。

今もっているトランペットはKanstul ZKT−1500Aです。
Bach 1C等を使うとチューニングBbの上のD(開放のミ)が20セント程低くかった
のを覚えています。
Stork 3DあたりのMPを色々使うとこの開放ミはチューナーで見る限りあって
おりました。第一線、第二間の1−2を押さえた「ミ、ラ」は5セント程高くなる
傾向にあります。今はPurviance 8Aを使っていますが、同様の傾向です。

ただ共通しているのは、チューニングBbの下のA(第二バルブを押したシ)が10ー20セント
程低くなる傾向にあります。第一間のF#は問題ありませんでした。
買って最初に掃除した時に上のバルブキャップを入れ違えてしまいました。
そのキャップについていたゴム性のOリングの厚さがそれぞれ違っていたのに後で気づきました。

またLow C以下がスロットし難いのは同じです。これはバルブアライメントの性かなと感じています。

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ミ)が20セント程低く:Ken さん  投稿者:中川喜弘  投稿日: 7月31日(月)14時07分10秒

>ある程度音程のよい楽器の判断基準はセントで表現した場合どの程度なのでしょうか。
>Bach 1C等を使うとチューニングBbの上のD(開放のミ)が20セント程低くかった
>のを覚えています。

 Kenさんがおっしゃっている「セント」はどのような器械で計ったのですか?
 「セント」とは1オクターブを1200に分けています。したがって半音(短二度)は100セ
ントです。
 「20セント程低くかった」と言うことは「5分の1」低いわけで、少し下がり過ぎかなと思い
ます。我が家にはセントを計る器械がありませんので数字では表せませんが、ある程度全体の音程
が通常のチューニングマシンで、「針が中央に来る」ような楽器を選びたいものです。

 と言っても、全音程が「ドンピシャリど真ん中」等というキーボードのような楽器はまず望めま
せん。「1−2のミ、ラ」は少し高く、Bbの上のD(トランペットのミ、ミb レ)が少し低い
のはトランペットという楽器の宿命です。
 あくまでも「誤差の少ない楽器を選ぶ」事をお勧めいたします。

>チューニングBbの下のA(第二バルブを押したシ)が10ー20セント程低くなる傾向にあり
>ます。第一間のF#は問題ありませんでした。

 細かいことを言うとキリがありませんが「Bbの下のA(第二バルブを押したシ)」でチューニ
ングすれば(トランペットのミ、ミb レ)の音程の低さは解消されます。一番抜き差しを少し抜
いて第一線、第二間の「ミ、ラ」を低めに取ればかなり音程の良い楽器が出来上がるのではないで
すか。私もそれに近い動作をしながらトランペットを吹いています。
 
 スローバラードで「ミ、ラ」は必ず一番抜き差しを抜いて吹いています。
 高い音程を低くするのは以外と簡単ですが、その反対は音色に影響したり、音抜けが悪くなりま
す。特に大きな音を出すと、「低くなる音は余計低くなる」と言う傾向にありますので、チューニ
ングマシンに音を合わせる時は「自分の楽器のクセを知る」ことが大切です。
 
 ただ単に「チューニングBb」に合わせるのではなく、全員で合わせた後に「少しチューニング
管を入れる」この程度の作業はプロになると当たり前です。(平均的にチューニングBbは少し高い)
 「いかに自分の楽器を知っているか」これが問題です。

>Low C以下がスロットし難いのは同じです。これはバルブアライメントの性かなと感じています。

 これはマウスピースのせいではないですか?唇のリードに対し「マウスピースが浅い」場合に
おっしゃっているような症状が出ることがあります。
 もし同じマウスピースでこの問題が解決すれば、高音に問題が出るでしょう。参考にして下さい。

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音程の件 投稿者:chet  投稿日: 7月31日(月)20時14分49秒

中川先生
ごぶさたしております。
以前、コンボ用の楽器ということで問い合わせをさせていただいた者です。
現在、コンボで活動していますが
楽器は、セルマ−のk−modifiedに14B4Nを使用しておりますが
ピアノとチュ−ニングをすると、
スライドを全部入れても
ピッチが若干低くなってしまいます。
楽器に原因があるのでしょうか?
それとも奏法が悪いのでしょうか?
アドバイスお願い致します。

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経過報告 投稿者:ラッパパ  投稿日: 7月31日(月)21時30分30秒

中川先生
こんばんわ
先日はいろいろとアドヴァイスありがとうございました
さて、何度か小学生の金管クラブの指導に行きましたが
なかなか大変です
楽器やマウスピースも備品を使わざるを得ない状況で
(おそらく全国の指導者の共通の悩みかも。。。)
いつも先生が仰っている金管後進国たる所以はこういう部分に
潜んでいるのかもしれません。
とりあえず、息をたくさん吸って吹くという指導に終始しています
(あくびの要領を取り入れながら。。。)
「ソ」の音を重点的にロングトーンをし、その音を基準に上昇したり
下降したりの音階などをしています。
とにかく息をたくさん吸ってたくさん出すという指導の仕方です
その他にも何か有効な練習方法はありませんか?
とにかく音が小さく前に届かないのが他のトロンボーンや
アルトホルン チューバのパートにも共通していえる事です。
よろしくお願いします。

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