マウスピースの選び方


あくまでも演奏する種類、たとえばクラシック、ジャズ、ジャズオーケストラ、モダンコンボ、吹奏楽、ピッコロ、様々な条件があるので一言でいうのは大変難しい。

何が何でも高い音を出したい人もいるし、ニニロッソが吹ければ自分は満足という人もいる。
同じジャズでもディキシーランドジャズとモダンジャズとでは、使うマウスピースが違ってくる。
共通していえることは、一番小さな音(ppp)と大きな音、(fff)この両方でマウスピースを試してみる。

この状態のときが一番マウスピースの中に唇がとられる。試奏するときにこの両極端をよく試し本番と同じ条件で試すことが一番大切だ。
本番になると音がふるえて困るような人もいると思うが、カップが少し大きく深い、そしてスロートはやや小さめのマウスピースを選ぶとよい。

ちなみに、あまり楽器が軽くても同じようにふるえる場合がある。

本番というのはいやが上にも緊張するものである。浅いマウスピースと軽い楽器。この両方とも力を抜いて吹かなくては完全にならしきれない。

緊張したときに力を抜けというほど無理な話はない。練習でうまくいっても本番でうまくいかないのはたいがいこの部分で引っかかっていると思われる。常に音の大きさ、本番での緊張度、極限を考えてマウスピースは選ぶことが肝心だ。
 

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